Sonic Impact のデジタルアンプ

Sonic Impact のデジタルアンプ

冬の長い街に住んでいるとどうしても部屋の中にいる時間が長くなる。その上建築なんぞをやっていると部屋に籠って模型をつくったりする。自分の部屋をどういう場所にするのかというのはとても重要で、オーディオはその空間を作るためにも大事なアイテムだ。
楽器は全くできないけど音楽を聞くのは好きな方で、仕事をするときも大抵なにか音楽がかかっている。以前は映画を見られるようにInfinityとサンスイのAV向けのセットアップで音楽を聞いていたのだけど、最近はDVDはMacで見ることも多くなったし、音楽を良い音で聞くためだけのためのもっとシンプルなシステムにした。
Sonic Impactというデジタルアンプは数年前ブラインドテストで高価なピュアアンプに勝る評価を得たとかで話題になったもので、これはその電源部などを強化したモデル。中核になるのはMacに使われたり日本でもカマデンがマニア向けにアンプ製作キットを出したりで注目されるトライパスのデジタルアンプのチップを積んでいる。ヘアライン仕上げのアルミボディの表はパワースイッチと、音量ノブ、青色LEDのみでヘッドフォンアンプなみのシンプルさ。裏もスピーカー端子とRCA端子、パワーケーブルのみ。パワーも電池駆動にする事もできる。
ブラインドテスト云々の議論は他に譲るとしても、ひたすらシンプルでとにかく音を忠実に再現する事だけを目的につくられた小箱という感が気に入っている。合わせているエレクトロボイスのスピーカーの性もあるが、とても解像度が高く素直な音を出してくれて、十分に厚みがある音。高級オーディオというようなセットアップでは全くないけれど今の部屋で過ごす時間を十分に楽しいものにしてくれている。

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