VXnano

nano

このところ建築→考古→建築→考古→と立て続けに仕事や学校の発表が重なっている。楽しい仕事ばかりではあるけど、そんなに器用な質ではないので頭の中がとっ散らかって整理するのが追いつかない。そんな時に限って面倒な事は起きるもので、愛用しているマウスが、しかもメインに使っているMac用とThinkPad用の両方、ほぼ同時に不調になった。
そんな訳で急遽マウス探し。これまでケンジントンのスタジオマウスを使っていた。もともとデザインなどの仕事向けにつくられたモノで、精度も良くスクロールがタッチセンサーになっていてかなり使い易く気に入っていたのだが、とうとうチャタリングがおきてきた。もう4年も使っていたし、バックパックに放り込んでジャングルの現場に持ち込んだりもしていたのでよく持ったものだと思う。Mighty Mouseも使っているけど、もともとMacの1ボタンに慣れていたためか若干真ん中よりに指をおく癖があり、左右のクリックがごっちゃになってしまうのと、スクロールボールがゴミでつまる事が多く、ちょっと仕事には使いづらい。
設計やグラフィックの作業をしているので手の延長としてのインプットデバイスは大事なモノだし、一日の半分は手の中にマウスがある。その場しのぎのモノを買ってそれに慣れてしまうのもなんだか嫌なので、ここは自分の仕事に向いたモノをじっくり選ぶことにした(この間古いマウスのスイッチをスタジオマウスに移植して使っていた)。最初ケンジントンで探してみたのだが、残念ながら今はデザインなどに向いたモデルは作っていないようで、他にもいろいろと探してみる事になった。
スタジオマウスに満足している間にマウスもかなり進化していたようで候補はいろいろとあがったけれど、最終的にLogitechのレーザーマウス、VXnanoを選んだ。定評のあるMXrやVXrも考えたが、僕は指先でつまむようにしてマウスをコントロールするのであまり持ち方を限定されるのは好みではないのと、調査旅行に持っていく事を考えるとやはり小型のほうがよい(nanoには専用のソフトケースまでついている)。
特徴である極小レシーバーは本当に小さくて驚いたが、plug’n forgetというより普通になくしてしまいそうだ。レーザーの精度はまだ体感するほど使い込んでいないけど、CADやPhotoShopで使ってみているがかなり使いやすい。また僕は日本で入手した書籍などはスキャンしてPDFにして持って来ているが、プレシジョンスクロールホイールのおかげでThinkPadでも閲覧しやすそうだ。一つ難があるとするならそのダースベイダーのような面構え。これが全くMacに似合わない。他のハイエンドのマウスも同じような仕上げが多かったけれど、仕事の道具として選ばれるレベルのモデルだろうし、Macユーザも少なくないのではないかな。常に手に触れるものだけにスペック以上にフィーリングなどが大事になってくるものだろうし、マテリアルやテクスチャなどもうちょっとバリエーションがあってもよいかと思うのだけど。
さて、満足のいくマウスが手に入って仕事がはかどっているかというとそういうわけでもない。ただ忙しくてモノ探しの世界へ現実逃避しているだけなんだろうな、という事は自分が一番よく分かっている。

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