
ベアフット・ランのためのhuarache (ワラーチ)を作ってみた。北部メキシコに住む、”ララムリ(走る民)”とも呼ばれるTarahumara族が使うサンダルだ。古タイヤを足形に切って革ひもを巻き付けただけのもので、彼等はこのゴム板一枚で野山を駆け巡る。C. McDougallのBorn to Runでも紹介されている。
進化したランニングシューズありきな走りではなく、足を開放した自然な走りを目指すベアフット・ラン、ミニマルシュー・ランといったコンセプトは最近注目されていて、NBやVivoなども専用のシューズを出している。とくにトレラン系の人達の間に実践者が多いようが、なかにはララムリにならってサンダルで野山を駆け抜けるひともいる。ルナ・サンダルのようにワラーチに似た製品もあるし、自作している人もいる。
オリジナルが古タイヤを切っただけのモノだし、作りは単純だ。ビブラムソールを足形に切ってパラコードを通しただけ。10分もあれば出来てしまう。コードの通し方にいろいろと工夫があるが、これは使いながらベストなものを見つけていきたい。さて、早速こいつを履いて六甲山を越えて有馬温泉まで走ってみようか!という気にはとてもなれないのだけど…とりあえずは、海岸を軽く走ってフォア・フット・ランに慣れるとしよう。