
海外生活をしているとたまに日本食を食べたくなる事は,当然ある。以前中西部の田舎街に住んでいた頃は、日本食にありつくのは一苦労だった。たまの休みに日本人留学生達と何時間もドライブしてシカゴ郊外のヤオハン(今は別の会社になっているようだが)に行く事もあった。とはいえ、都市部なら日本食にありつく事は全く難しくはない。米国では日本食はかなりメジャーで、オサレな高級食として確立されている。ボストンにも日本食レストランはたくさんあるし、日本食材を売っている店もいくつかある。魚介類は築地直送のものですら手に入れる事ができるので、その気になれば毎日日本食で暮らす事だってできる(そしてそういう人も結構いる)。
たまに自宅で日本食を作る時には、日本の飯碗でご飯を食べたいものだ。僕が使っているのは柳宗理の磁器の飯椀。やさしい曲線の椀、潔い白無地に青い丸紋が描かれている。静謐な印象を与えながらも日常に使う事を前提としたデザインである。他にも同じシリーズでいくつかでているようだ。機会があれが是非手に入れてみたい。
柳宗理 和食器シリーズ 丸紋 飯椀
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