VENTAのエアウォッシャー

venta今年最初のお買い物、空気清浄機/加湿器。冬に入ってから体調をくずしていていることが多く、風邪やアレルギーのような症状が続いている。周りには酒の飲み過ぎだと言われているが、それ以外の理由を探してみることにして、先ずは部屋の環境の改善を狙ってみた。今住んでいるのは小さなスタジオなので、とくに掃除が行き届かないということもないのだけど、ホコリには敏感に反応してしまう体質なのだ。これまで何度も入手しようとしては見送って来たのだけど、この年頭に健康を祈して導入する事にした。
実はボストンにいた頃から欲しかったモノで、何度もBed Bath & Beyondに足を運び、実物の前に佇んで買うべきか迷っていたのだ。日本でもネットなどで手に入るが、なかなか実物はお目にかからない。先日梅田の某家電量販店に立ち寄った際、偶然見つけたもの。何年も前にボストンで見かけたときから全く変わっていないカタチ。店員さん曰く、これを選ぶお客さんは、たいてい指名買いで何も聞かずに買って行かれるとか。たしかに、市場に溢れている機能満載の最新機種に目もくれずこれを買う人は、そうかもしれない。毎年モデルチェンジされる消耗品ばかりの家電市場で、変わらない、唯一無二の居方というのは頼もしいではないか。そんなわけで、僕もそのまま購入して担いで帰って来た。
ドイツVENTA社エアウォッシャーは、ヒーターも超音波もフィルターも使わない、常温式の加湿空気清浄機だ。このテのモノにはいろいろな方式があって選ぶのが難しく、水蒸気のでるものやら消毒液を振り撒くもの、マイナスイオンが発生するもの、様々である。僕は24時間稼働させられ、熱が出ず、水が劣化せず、静かなものを探していた。できれば部屋に置いておく気になれるカタチで、加湿と清浄以外の訳の分からない機能が無ければありがたい。そんな条件にぴったりあったのがこれである。
NeXT Cubeを連想させる黒い箱にはすごい装置がつまっていそうだけど、中身はとんでもなくシンプルだ。水に浸かった円盤がぐるぐるとまわってそこに扇風機で風を当てる、ただそれだけ。水と風だけ、余計な要素は一切ない。濡れた板に風があたれば気化もするだろうし、風の塵は水に捉えられるだろう。一目で理解できる単純すぎるコンセプトをそのままカタチにしただけの潔いモノだ。制御も0-1-2(止-弱-強)のみ。売り場に並んでいた他社製品は、おやすみタイマーやらなんちゃらフィルター、マイナスイオンだとか、いろいろと機能満載だったが、逆にこの潔さが頼もしいのだ。パッケージにはドイツ精密機械につき取り扱い注意!なんて注意書きがあったけど、確かに100%ドイツ製らしいが、どこが精密なんだとツッコミたくなる。ここまでシンプルだと、壊れる要素も殆どないし手入れもかんたんだ。
加湿性能に関しては、水と風の流れだけで行うその効果は穏やかなものなので、目に見えて水蒸気がわき上がってくるわけでもないので分かりづらいが、一日1L以上の水を補充しているからそれだけ気化しているということだ。空気清浄性能に関しては、まだ体感する程使ってはいないので、今後気付けばレポートしてきたい。

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