ブラジリアン柔術のこと

beltボストンにいた頃はムエタイを練習していたが、以前から気になっていた組み技寝技系の格闘技もやってみようと思い立ち、帰国後はブラジリアン柔術を練習している。山形ではパラエストラで、兵庫に戻って来てからはグレイシーバッハで練習を続けている。
帰国当初はムエタイ道場を探していたのだが、山形近辺では見つからなかった。打撃系では空手道場はいくつかあったのだが、どうもスタイルを変えると思うとしんどかった。ムエタイをやる以前、散打を練習していたのだが(サイドキックや投げ技が特徴的な中国武術ベースの立ち技格闘技)、先生がハリウッド映画にデビューするという冗談のような話で道場を閉める事になり、改めてムエタイ道場に入門した。そこでスタイルの変化に慣れるのに結構苦労したことがあるのだ。そんな繊細なことを言うレベルでもないのだろうけど、ヘタクソなりに身体に染み込んだものはある(ヘタクソゆえに適応センスも無いんだろう)。どうせ変えるなら、全く違う組み技寝技をやってみようと思い立った。
ボストンで練習していたSityodtong道場ではムエタイだけでなくMMAもやっていて、UFCのプロ選手も練習していた。彼等の練習を見ていて興味はあったものの、やってみようとは思わなかった。打撃だけでも大変なのに、その上組み技寝技なんて僕には到底複雑すぎる。まずマウントからの打撃なぞ見るだにおっそろしい。とはいえ、実戦を考えると(実戦に臨む予定はナイが)組み技寝技というのは気になるところ。総合まで経験するかどうかは別としても、その技術を知っておきたい。年齢的にも先送りにすればするほど機会はなくなるだろうし、ちょうど山形にも道場があったので、ブラジリアン柔術の練習を始めた。
兵庫に戻ってからは、神戸のグレイシーバッハに改めて入門して練習を続けている。打撃と組み技では間合いもリズムも相手を制する技法もまるっきり違うもので、まだまだ慣れない。スパーの度に先輩達にいいように転がされ、自分の手足がどこにあるのかも分からない状態で、気がつけば取られている。スパーというよりマットの上で溺れているようなものだ。まだまだではあるが、昨年末から青帯を巻かせていただくことになった。これからもいろいろと学べるだろうと、楽しみだ。

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