手ぶら+CCPのサコッシュ

サコッシュちょいとカフェに、とか一杯飲みに、といったとき、できれば手ぶらで出かけたい。カードとID、札数枚をBREEのカードケースに入れてポケットに突っ込んで…と、いきたいところだが、実際は少し難しい。ひとりのときはなにか読むモノがないと落ち着かない性質なので必ず本を持ち歩いているし、moleskin、iPhone、GRD、LEDライトといったEDCもある。TADのソフトシェルならポケットに全て納められるが、フィールドならともかく日本の街中で毎日着るものでもないし、夏には着ない。鞄を持ち出すほどでもないがポケットに入りきらない、ということになる。たいてい一澤帆布のポーチをぶら下げていくのだが、そしてとても気に入っている鞄なのだが、もう一段階手ぶらに近づきたいこともあるのだ。で、最近見つけたのがこのサコッシュである。
サコッシュというと、自転車乗りにはおなじみの補給食を入れる肩掛けの簡易鞄。ツール•ド•フランスなどのレース中継でも、選手たちがサポートからサコッシュを受け取るシーンを見ることができる。ちなみに中身はパワーバーのようなストイックなものだけでなく、がっつりブリトーが入っていることもあるそうな。ようはお弁当袋なわけだが、贔屓チームのロゴの入ったサコッシュを普段使いにしているチャリダーもいる。
このCCPのライクラサコッシュは伸縮素材で作られていて、たすきがけでも腰巻きでもどのように持っても荷物が身体に密着していくれる。かなり伸びるので、意外なほど荷物をたくさん飲み込んでくれる。あくまでサコッシュなので開口部はオープンだが、担いでしまえばその伸縮性のおかげで密着して口は閉じるし、リングに鍵などをぶら下げておけばフックになる。ひもをリングに通せば開口部を完全に閉じることもできる。単純なようで素材を生かす型をよく考えて作られているのだ。
写真はmoleskinとGRD、文庫本一冊を放り込んだところ。たすきに担いでみたり、腰に巻き付けてみたが、ぴたりと身体に密着してくれる。大きめのポケットがひとつ増える感覚だ。手ぶら以上鞄未満といったところか。もちろん自転車に乗るときも使える。簡素な作りだが、値段もブリトー2,3本分ほどの気安さである。

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